成行注文と指値注文の違い
成行注文は、その時点で最も良い価格ですぐに売買します。指値注文は、自分が決めた価格か、それより有利な価格でしか売買しません。前者は取引が成立することを保証し、後者は価格を保証します。
並べて比べる
| 成行注文 | 指値注文 | |
|---|---|---|
| 約定するタイミング | すぐ | 相場が指定価格に達したときだけ |
| 価格 | 保証されない | 約定すれば保証される |
| 主なリスク | 見ていた価格より不利な価格になる | いつまでも約定しない |
| 一般的な手数料 | 高いほうのテイカー手数料になることが多い | 注文板で待つ場合は、安いほうのメイカー手数料になることが多い |
成行注文
成行注文は最も単純な注文で、多くのアプリで初期設定になっています。注文板に出ている売り注文や買い注文を、そのまま取りにいきます。
落とし穴は価格です。相場の動きが速いときや、取引の少ないコインでは、画面に出ていた価格より不利な価格で約定することがあります。この差をスリッページといいます。
指値注文
指値注文では、価格を自分で指定します。90,000ドルの買い指値なら、90,000ドルより高く払うことはありません。
落とし穴は逆です。相場が指定価格に届かなければ、何も起きません。
手数料
多くの取引所では、注文板に新しく注文を加える注文(メイカー注文)の手数料を、すでにある注文を取りにいく注文(テイカー注文)より安くしています。約定を待つ指値注文は、たいていメイカー注文です。
シンプルな「すぐに購入」画面は、3つ目のパターンです。手数料は表示されないことが多く、その分の利ざやを不利な価格に組み込んでいます。実際のコストの計算方法は、レッスン15で紹介しています。
どちらを使うか
- よく取引されるコインを少額で: 成行注文なら速く、価格も見ていたものに近くなります。
- 取引の少ないコイン、または多額で: 指値注文なら、不利な約定から身を守れます。
- 待っている価格がある: 指値注文があなたの代わりに待ちます。
逆指値(ストップ)注文は、また別のものです。価格が指定した水準に達するまで待ち、達すると成行注文になります。そのため、その価格も保証されません。
成行注文は、そのとき出ている価格ですぐに取引します。指値注文は指定した価格でしか取引せず、成立しないこともあります。取引の少ないコインや多額の取引では、指値注文を使いましょう。
このページは違いを説明するものです。推奨ではなく、何を買うべきかはお伝えしません。
出典
- US Securities and Exchange Commission: Understanding order types
- US Commodity Futures Trading Commission: Understand the risks of virtual currency trading
- bitcoin.org: Exchanges
- US Securities and Exchange Commission: Crypto asset custody basics for retail investors
- Wikipedia: Mt. Gox
- US Department of Justice: Samuel Bankman-Fried sentenced to 25 years
- FBI: North Korea responsible for $1.5 billion Bybit hack
- US Federal Trade Commission: What to know about cryptocurrency and scams
レッスン15、12に基づく。2026年10月8日にこれらの出典と最終照合。
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